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2026年こそマイホームを。年収600万円からの「持続可能な」資金計画
新しい年が明けると、「今年こそはマイホームを」と気持ちを新たにする方も多いのではないでしょうか 。特に2026年は、社会情勢や金利の動向など、住まいを取り巻く環境が刻一刻と変化していく節目の年になると感じています 。
世帯年収600万円から800万円というボリュームゾーンにおいて、最も大切なのは「いくら借りられるか」ではなく「いくらなら最後まで無理なく返せるか」という視点です 。総予算5,000万円から7,000万円という数字が現実味を帯びてくる中で、後悔しないための「年始のスタートダッシュ」について、一緒に考えていきましょう 。
住宅ローンと教育費の「波」を可視化する
家づくりを考え始めると、どうしても「今の家賃と比べてどうか」という点に目が向きがちです。しかし、30代のご夫婦にとって真に考慮すべきは、住宅ローンの完済までの35年間と、お子さんの教育費がピークを迎える時期をどう乗り切るかという点にあります。
たとえば、現在は育休中や時短勤務で、将来的にフルタイム復帰を予定している場合、世帯年収の増加を見込んで予算を組むこともあります。しかし、子育てには予期せぬ出費がつきものです。
ここがポイント
予算を組む際は、現在の世帯年収の「8割」程度で家計が回るかどうかを一つの目安にしてみてください。余裕を持たせた資金計画こそが、10年後、20年後の心のゆとりにつながります。
年始のこの時期に、まずは向こう20年間の「ライフプラン」を具体的にイメージしてみることをおすすめします。お子さんの入学時期、車の買い替え、そして住宅ローンの返済。これらが重なる時期を事前に把握しておくだけで、漠然とした不安は具体的な「対策」へと変わります。
所沢エリアで理想の土地を見極めるための条件
具体的なエリアとして所沢市周辺を検討されている場合、土地探しには特有の難しさがあります。35坪前後の土地に2台の駐車場を確保し、前面道路も4m以上という条件は、一見スタンダードに見えて、実は競争率が非常に高い条件です。
特に所沢市は、西武線沿線の利便性と豊かな自然が共存しているため、子育て世帯に非常に人気があります。ここで陥りがちなのが、「土地の安さ」だけで判断してしまうことです。駅から少し離れるだけで価格は抑えられますが、将来的な売却価格や、日々の通園・通学の負担を考えると、必ずしも「安い=得」とは限りません。
また、地盤の安全性についても、ハザードマップを確認するのはもはや必須と言えます。所沢市内でも場所によって地質の特性は異なるため、検討している土地がどのようなリスクを持っているのか、慎重に見極める視点を持つことが、失敗を防ぐ秘訣です。
建物予算に「隠れた費用」をあらかじめ組み込む
建物予算として2,000万円から2,500万円を見込んでいる場合、注意したいのが「本体工事費」以外の出費です。多くの広告に載っている価格には、外構工事や照明・カーテン、そして登記費用などの諸費用が含まれていないケースが多々あります。
最近では、将来を見据えて太陽光パネルの設置やEV(電気自動車)充電設備の導入を検討される方も増えています。これらは後から追加しようとすると割高になることが多いため、設計段階から配線だけでも通しておくといった検討が有効です。
4LDKという間取りを希望される際も、本当にその部屋数がずっと必要なのか、という視点を持ってみてください。収納重視の設計にしたり、将来の家族構成の変化に合わせて柔軟に形を変えられる工夫こそが、長く住み続けられる家づくりのポイントではないかと感じます。
頭金と手元資金のバランスを考える
「頭金はいくら入れるべきか」という問いに、一律の正解はありません。200万円から400万円程度を予定されている方も多いですが、大切なのは「手元に現金を残しておくこと」です。
住宅ローン控除などの制度を賢く利用すれば、あえて頭金を最小限に抑え、手元の資金を教育費や運用に回すという戦略も成り立ちます。一方で、借入総額を減らすことで月々の返済額を抑え、精神的な安定を得るという選択も間違いではありません。
注意したい点
全ての貯金を頭金に充ててしまうのは危険です。不測の事態に備えた資金を手元に残した状態で、残りの資金をどう配分するかを検討してください。
不動産会社やハウスメーカーの担当者が「大丈夫です」と言う言葉を鵜呑みにするのではなく、自分たちの家計の現状にしっかり目を向けてくれる、信頼できるパートナーを見極めることが大切です。
納得のいく決断を下すための「家族の対話」
最後に、家づくりで最も難しいのは、実は資金計画そのものよりも「家族の価値観のすり合わせ」ではないでしょうか。
学区や通園環境を優先するのか、それとも建物の設備を優先するのか。こうした意見の食い違いは、検討を進める中で必ず起こります。2026年の年明け、まずは理想の暮らしについて夫婦で納得いくまで話し合ってみてください。
「所沢での新しい暮らし」が、単なる建物の購入ではなく、家族の時間をより豊かにするための手段であることを忘れないでください。焦って契約を急ぐ必要はありません。2026年という1年をかけて、じっくりと腰を据えて「納得の1軒」を探していく。そのプロセス自体が、家族にとっての大切な歩みになります。
もし、具体的なシミュレーションやエリア選びで迷われたときは、いつでも私たちのような専門家を頼ってください。第三者の目線が入ることで、自分たちだけでは気づけなかったリスクや、新しい選択肢がきっと見つかるはずです。
今回の資金計画をより具体的に進めるために、まずはご自身の現在の収支を改めて振り返ってみることから始めてみてはいかがでしょうか?