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所沢は車社会!「駐車場2台分」は必須?将来の売却しやすさを左右する外構計画
所沢エリアでマイホームを検討し始めると、避けて通れないのが「駐車スペース」の問題です。都心へのアクセスが良い一方で、生活の足として車が欠かせないこの街では、1台分で十分なのか、それとも2台分確保すべきか、多くの方が頭を悩ませます。今回は、将来の売却まで見据えた外構計画のポイントを整理しました。
ライフスタイルの変化と「2台目」の必要性
所沢市内、特に駅から少し離れた閑静な住宅街では、日常の買い物や子どもの送迎に車を利用する場面が多くあります。現在は夫婦で1台を共有していても、子どもが成長して習い事の送迎が増えたり、共働きで通勤時間が重なったりすると、急に「もう1台あれば」と感じる瞬間がやってきます。
実際に、私の周りでも「新築時は1台で十分だと思っていたけれど、結局近くの月極駐車場を借りることになった」という声をよく耳にします。月極駐車場の相場が1万円前後だとすると、30年で360万円の出費です。これなら、最初から敷地内にスペースを確保しておく方が、家計のランニングコストとしては抑えられる計算になります。
また、来客時の対応も忘れてはいけません。両親が遊びに来た際や、友人を招いたとき、敷地内に予備のスペースがあるだけで心理的なハードルがぐっと下がります。「コインパーキングが空いているかな?」と心配する必要がない暮らしは、想像以上に快適なものです。
資産価値を左右する「35坪」の壁
所沢エリアで土地を探していると、35坪前後の区画を目にすることが多いのではないでしょうか。この広さで「4LDKの建物」と「駐車場2台」を両立させるのは、実はパズルのような難しさがあります。しかし、将来もし家を手放すことになった際、駐車場が2台あるかどうかは査定額や買い手の付きやすさに直結します。
中古住宅を探している層の多くは、今の賃貸生活での不便を解消したいと考えています。「駐車場が狭い」「縦列駐車しかできない」という物件は、それだけで検討候補から外れてしまうリスクがあるのです。並列で2台停められるスペースがある物件は、それだけで不動産市場において強い武器になります。
もちろん、無理にスペースを作ってリビングが狭くなっては本末転倒ですが、「今は1台だけど、将来は2台停められるように庭の一部をコンクリートにしておく」といった、可変性のある設計を検討する価値は十分にあります。
前面道路の幅員で見落としがちなポイント
土地選びの際、前面道路の幅が「4m」か「6m」かは非常に大きな差となります。図面上では駐車場2台可となっていても、前の道路が4mで狭い場合、何度も切り返しが必要になり、毎日の出し入れがストレスになってしまうからです。
特に所沢市内には、昔ながらの細い道が残っているエリアも点在しています。実際に現地を訪れた際は、自分の運転技術でスムーズに入庫できるか、対向車が来たときにどう動くべきかをシミュレーションしておくことが大切です。
「法的に建てられるかどうか」と「ストレスなく暮らせるかどうか」は別問題です。道路幅が狭い場合は、あえて隅切りを大きく取ったり、駐車スペースの入り口を広めに設計したりする工夫が求められます。こうした実務的な視点は、ハウスメーカーの営業担当者だけでなく、設計士や外構業者と早い段階で共有しておくのが理想的です。
次世代を見据えた「電気自動車(EV)」への備え
今、家を建てるなら必ず考慮しておきたいのが、電気自動車(EV)への対応です。現在はガソリン車に乗っていても、10年後、20年後にはEVが当たり前になっている可能性があります。
外構工事の段階で、駐車場にEV充電用の専用コンセントを設置しておくための配管を通しておくだけなら、費用はそれほどかかりません。建物が完成した後に壁を抜いたり、コンクリートを掘り起こしたりして配線を追加しようとすると、余計な工賃が発生してしまいます。
また、太陽光パネルとの連携も考えておきたいところです。所沢市では「スマートエネルギー補助金」など、環境配慮型の住宅に対する支援が行われることもあります。こうした制度を賢く利用しながら、将来のエネルギー自給自足も見据えた外構・設備計画を立てることは、結果として住まいの資産価値を守ることにつながります。
庭の広さと駐車スペースの絶妙なバランス
「子どもを庭で遊ばせたい」という願いと「車を2台停めたい」という要望は、限られた敷地内ではしばしば衝突します。ここで考えたいのが、駐車スペースを単なる「車置き場」としてだけではなく、多目的な空間として捉える視点です。
例えば、普段は2台分のスペースを確保しつつ、1台分を人工芝やインターロッキングで仕上げることで、車がない時間帯は子どものプール遊びやBBQスペースとして活用することができます。全面を無機質なコンクリートにするのではなく、デザイン性と機能性を兼ね備えた素材を選ぶことで、住宅全体の雰囲気もぐっと良くなります。
外構は「建物の余り」で考えるのではなく、生活動線の一部として計画すべきです。玄関から駐車場までの距離、雨の日の荷物の運び出し、ゴミ出しのルート。これらを一つずつ丁寧に紐解いていくことで、自分たち家族にとっての「正解」が見えてくるはずです。
失敗しないための「トータル予算」の把握
最後に、お金の話についても触れておかなければなりません。土地と建物の価格に目を奪われがちですが、外構費用は意外と膨らむものです。特に駐車場2台分をコンクリート打ちにするだけでも、数十万円単位の費用がかかります。
よくある失敗は、予算ギリギリまで建物にお金をかけすぎてしまい、外構が後回しになって結局「砂利を敷いただけ」で終わってしまうパターンです。これではせっかくの新居も魅力が半減してしまいますし、雨の日に靴が汚れるといった小さなストレスが積み重なっていきます。
最初から外構費用を概算ではなく、ある程度リアルな数字で予算に組み込んでおくことが、家づくり全体の満足度を高める鍵となります。所沢での暮らしをより豊かにするために、車というパートナーとの付き合い方を、ぜひご家族でじっくり話し合ってみてください。