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教育費のピークはいつ来る?住宅ローン返済と重なる「魔の時期」を乗り越える貯蓄術

教育費のピークはいつ来る?住宅ローン返済と重なる「魔の時期」を乗り越える貯蓄術

「35年の住宅ローンを組んで、本当に子供の教育費まで払いきれるのでしょうか?」

マイホーム購入の相談に来られる30代のご夫婦から、最も多く寄せられるのがこの質問です。家という大きな資産を手に入れる喜びの裏で、「将来の家計破綻」への漠然とした恐怖を感じている方は少なくありません。特に、お子様がまだ小さいうちは実感が湧きにくいものですが、教育費には明確な「波」があります。

ファイナンシャルプランナーとして断言できるのは、「なんとかなる」という精神論は通用しないということです。しかし、恐れる必要もありません。いつ、どれくらいのお金が必要になるかを知り、適切な準備をしておけば、住宅ローンと教育費の両立は十分に可能です。今回は、家計の最大の山場となる「魔の時期」の正体と、それを乗り越えるための具体的な戦略についてお話しします。

人生最大の出費。「大学4年間」の衝撃に備える

教育費において、最も警戒すべきなのが「大学進学費用」です。 幼稚園から高校までは、公立に通うか私立に通うかで差はありますが、毎月の家計のやりくりで対応できるケースが多いです。また、高校無償化などの支援制度も充実してきています。

しかし、大学は別格です。 文部科学省のデータなどを参考にすると、私立大学文系で4年間の学費は約400万円、理系なら約550万円かかります。これに入学金や受験費用、もし自宅外通学(一人暮らし)となれば仕送りも加わり、子供一人につき1,000万円近いお金が短期間で飛んでいくことになります。

所沢エリアにお住まいの場合、都内の大学へ自宅から通学するケースが多いですが、それでも学費自体の負担は変わりません。この数百万単位の出費が、子供の人数分だけ確実にやってくるのです。

住宅ローンと重なる「魔の時期」とは

問題は、この教育費のピークが、親の年齢のどの時期に来るかです。 例えば、35歳で子供が生まれ、同時に住宅ローンを組んだとします。子供が大学に入る18歳の時、親は53歳。 この50代前後は、多くの企業で役職定年による給与カットがあったり、親の介護が始まったりと、収入が不安定になりやすい時期でもあります。

つまり、「教育費のピーク(大学)」と「住宅ローンの返済」、さらに「老後資金の貯蓄ラストスパート」、そして「親の収入減リスク」。これら全てが重なるタイミングこそが、FPが恐れる家計の「魔の時期」なのです。

ここで貯蓄が底をつき、教育ローンを借りたり、老後資金を取り崩したりすることになると、その後のライフプラン修正は非常に困難になります。だからこそ、子供が小さいうちからの「先手必勝」が求められます。

「人生の3大貯め時」を逃さない

では、どうすれば良いのでしょうか。攻略の鍵は「人生の3大貯め時」のうち、特に「子供が小学生の間」を最大限に活用することです。

  1. 独身時代

  2. 子供が小学生の間

  3. 子供が独立した後

子供が未就学のうちは保育料がかかりますし、中学生以降は塾代や部活動費で出費が増えます。しかし、小学生の間(特に低学年〜中学年)は、保育料がなくなり、習い事もまだ本格化していないため、家計に一時的な余裕が生まれます。 この時期を「今のうちに旅行に行こう」「少し贅沢しよう」と浪費してしまうか、将来のために淡々と積み立てられるかで、10年後の景色は天と地ほど変わります。

児童手当も同様です。0歳から中学卒業まで受け取れる児童手当を一度も使わずに全額貯めれば、一人当たり約200万円になります。これを生活費に組み込まず、「最初からなかったもの」として教育費専用口座に移すだけでも、大学費用の初年度納入金は確保できます。

「繰り上げ返済」の落とし穴

住宅ローンを組んでいると、「早く返して利息を減らしたい」という心理から、余裕資金ができるとすぐに「繰り上げ返済」をしたくなるものです。 しかし、これから教育費のピークを迎えるご家庭には、「あえて繰り上げ返済をしない」という選択肢も提案しています。

一度繰り上げ返済してしまったお金は、簡単には手元に戻ってきません。もし大学入学時に現金が足りなくなって「教育ローン」を借りることになれば、本末転倒です。一般的に、住宅ローンの金利(特に変動金利)よりも教育ローンの金利の方が高いからです。

低金利の住宅ローンはそのまま借り続け、手元の現金を厚く持っておく。あるいは、その資金をNISAなどで運用し、ローンの金利以上の利回りで増やす。これが、インフレ時代の賢い資産防衛術と言えます。

ライフプランで「未来」を数字にする

「魔の時期」を乗り越えるために最も効果的なのは、漠然とした不安を「数字」に変えることです。 私たちファイナンシャルプランナーは、お客様の収入、家族構成、子供の進路希望などをヒアリングし、数十年先までのキャッシュフロー表(家計の未来予想図)を作成します。

これを作ると、「子供が18歳の時、貯蓄残高が一時的にマイナスになる」といったリスクが可視化されます。わかってしまえば、「今のうちに月々あと2万円貯蓄を増やそう」「妻のパート時間を少し増やそう」といった具体的な対策が打てます。

住宅購入は、人生最大の出費であると同時に、家計を見直す最大のチャンスでもあります。 「家を買ったせいで教育費が出せない」という事態にならないよう、ぜひ物件探しの段階から、資金計画のプロを頼ってください。所沢での豊かな暮らしを、お金の不安なく楽しむためのお手伝いをさせていただきます。

 

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