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地元仲介だけが知ってる!? 不動産“未公開情報”の正体とは

地元仲介だけが知ってる!? 不動産“未公開情報”の正体とは

家探しを始めた人がよく口にする言葉があります。
「地元の不動産会社は未公開情報を持っているらしい」。
たしかに、“地元密着”という響きには、特別な情報ネットワークを連想させます。
けれど実際のところ、その優位性は情報の量ではなく情報の届くタイミングと解像度にあります。

「未公開物件」という言葉の正体

“未公開”と聞くと、ネットにも出ていない秘密の物件を想像しがちですが、

実際は次の3つに分けて考えると整理がつきます。

  1. 公開準備中の物件

     売主の承諾や広告資料の整備待ちで、まだSUUMOやアットホームに出ていない段階。

     地元仲介が先に把握していることがあります。

  2. 限定公開(業者間レベル)

     レインズ(業者専用データベース)に登録済みだが、ネット掲載を制限しているケース。

     売主のプライバシー保護や販売戦略上の理由が多いです。

  3. 非公開取引(完全水面下)

     売主が広告を望まない場合や、相続・法人・資産整理など特殊案件。

     信頼関係のある業者だけに話が回ることもあります。

つまり、“未公開”とは「まだ市場に出ていない」ではなく、

「市場に出る前の準備段階」を指す場合がほとんど。

情報優位の秘密はここ!地元仲介は“速さ”と“詳しさ”で勝つ

全国のポータルサイトに掲載される情報は、誰でも見られるものです。
しかし、地元仲介の本当の強みは、情報が市場に出る「前と後の動き」をつかんでいる点にあります。

たとえば、

  • 役所で開発許可が下りる前に、近隣の地主から動きを聞く

  • 解体業者・建築会社・司法書士などから、売却準備中の話を得る

  • 既存のお客様の「そろそろ売るかも」という雑談をキャッチする

こうした情報は、システムには載らない“予兆データ”です。

つまり、地元仲介は実際の取引より前の段階の情報をつかむことで、大きな優位性を持っています。

水面下情報には“リスク”もある

水面下で動く物件には、まだ整理がついていない条件が残っていることが多いです。

  • 境界が確定していない

  • 再建築の可否が未確認

  • 相続登記や抵当権抹消が進んでいない

この段階で買付を入れると、後から条件変更が出ることもあります。

地元業者の力量は、その不確実性をどこまで見極めて伝えられるかに表れます。

“未公開情報”を扱うほど、法務・測量・行政調整の知識が求められるのです。

情報の“距離感”が信頼を生む

地元仲介が強いのは、単に情報を早く得るからではありません。

「誰から」「どんな背景で」その情報を得たかを直接確認できるからです。

遠隔の業者では、登記簿や図面でしか判断できない部分を、

地元なら現地・近隣・行政にすぐアクセスして確かめられる。

その“情報の距離の短さ”が、結果的に精度の高さにつながります。

まとめ:スピードではなく“解像度”で選ぶ

不動産情報は、いずれ誰もが見られる時代になりました。

だからこそ、差が出るのは「どこまで深く理解しているか」。

地元仲介の情報優位とは、

  • 売却予兆を早くつかむアンテナ

  • 現地で確かめる行動力

  • 不確実な段階でも判断できる経験値

“知っている”よりも“見抜ける”ことが、地元の本当の強みです。

未公開や水面下の言葉に惑わされず、その情報がどの段階のものかを確かめる。

それが、失敗しない情報との付き合い方です。

 

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