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賃貸の更新料がもったいない!2026年こそ家を買うべき人の共通点

賃貸の更新料がもったいない!2026年こそ家を買うべき人の共通点

「またこの時期が来ちゃったね……」 仕事から帰宅した夫が、ポストから取り出した封筒をテーブルに置く。管理会社から届いた「賃貸借契約更新のお知らせ」。 中身を見なくても分かります。そこには、ただ住み続けるためだけに支払わなければならない「更新料」の請求額が書かれていることを。

所沢エリアのファミリー向け賃貸物件、例えば2LDK〜3LDKだと、家賃は10万円〜12万円ほどが相場です。更新料が家賃の1ヶ月分だとしても、火災保険料や保証料を含めれば、一瞬にして15万円近くのお金が飛んでいく計算になります。 「この15万円があれば、家族で温泉旅行に行けたのに」「新しい家電が買えたのに」。 そんなため息をつきながらも、「でも、家を買うのはまだ早いし、怖いから」と、なんとなく更新の手続きを進めようとしていませんか?

実はこの「なんとなく更新」こそが、家計にとって一番のリスクになることがあります。 今回は、資材高騰や金利の動きが気になる2026年になる今だからこそ知っておきたい、賃貸更新のタイミングで見直すべき「住居費の真実」についてお話しします。

「とりあえず更新」で失うのは更新料だけではない

更新料の支払いは確かに痛い出費ですが、実はそれ以上に恐ろしい数字が隠れています。 それは、「次の更新までの2年間に支払う家賃の総額」です。

仮に家賃12万円のアパートに住んでいるとしましょう。 1年間で144万円。2年間で288万円。これに更新料や諸経費を足すと、約300万円になります。 もし、あなたが現在35歳だとしたら、35歳から37歳までの、働き盛りで一番エネルギーのある貴重な2年間を、300万円で「消費」することになります。

賃貸の家賃は、あくまで「その場所を使う権利」への対価であり、どれだけ払ってもあなたの資産にはなりません。 一方で、持ち家の住宅ローンは、金利部分は掛け捨てですが、元金部分は「資産の積み立て」になります。 「まだ決められないから」と先送りにしたその2年間で、本来なら積み上げられたはずの資産形成の機会を逃している。そう考えると、更新通知は単なる請求書ではなく、「このままでいいの?」と人生の選択を迫るアラートのように思えてきませんか。

2026年の市場で「待ち」は悪手になる可能性

「でも、今は建築費も高いし、金利も上がると聞くから、もう少し待った方がいいのでは?」 相談室でも、そんな声を毎日のように耳にします。 お気持ちは痛いほど分かります。数年前の価格を知っていると、今の物件価格はどうしても割高に見えてしまいますよね。

しかし、現実的な視点でお伝えすると、これから数年で住宅価格が劇的に下がる要因は、今のところほとんど見当たりません。 人件費の上昇、物流コスト、輸入資材の高騰。これらは一時的なものではなく、構造的なインフレの流れの中にあります。 「オリンピックが終われば下がる」「万博が終われば下がる」と言われ続けてきましたが、実際には下がるどころか、じわじわと上がり続けています。

また、金利上昇への不安についても、過度に恐れる必要はありません。 確かに超低金利時代と比較すれば数字は動いていますが、それでも過去の歴史から見れば、依然として低い水準です。 むしろ、「金利が0.1%上がるのが怖い」と言って購入を先送りにしている間に、物件価格そのものが100万円、2000万円と上がってしまえば、総支払額は結局増えてしまいます。 2026年に家を買う決断ができる人は、「いつか下がるかもしれない」という淡い期待よりも、「今が一番若い」という確実な事実に目を向けている人たちです。

買うべき人の共通点:完済年齢から「逆算」できている

では、どんな人が「今買うべき人」なのでしょうか。 私が多くのご家族を見てきて感じる共通点の一つは、「完済年齢」をリアルに想像できているかどうかです。

35歳で35年ローンを組めば、完済は70歳。 もし今回の更新を見送って、37歳で組めば、完済は72歳。 さらに2年更新して39歳になれば、完済は74歳になります。

今の企業の定年や再雇用制度を考えると、65歳以降に多額のローン残高が残っているのは、老後資金にとって大きな爆弾になります。 「頭金を貯めてから」という考え方も立派ですが、必死に2年で200万円貯めても、その間に年齢が上がって完済時期が遅れれば、健康リスク(団信に入れないリスク)も高まり、結果的に条件が悪くなることもあります。

「子供が小学校に上がる前に」というライフイベントの区切りだけでなく、「自分が70歳の時にどうしていたいか」という出口戦略から逆算して、「今スタートを切るのが一番安全だ」と判断できる人。そういう方は、購入後も堅実な家計運営ができる傾向にあります。

買うべき人の共通点:現在の住まいに「限界」を感じている

もう一つの共通点は、今の賃貸生活に対して明確な「限界」や「ストレス」を感じている人です。

「子供の足音が気になって、毎日『静かにしなさい!』と怒ってばかりいる」 「収納が足りなくて、部屋がいつも散らかっている」 「冬は寒くて結露がひどく、カビが心配」

こうした悩みは、我慢すれば住めなくはないかもしれません。しかし、そのストレスはボディブローのように家族の幸福度を下げていきます。 特に所沢エリアで子育てをするなら、広い公園で遊んだ後に、泥んこのまま帰ってきても笑顔でいられるような、ゆとりある住環境は何事にも代えがたい価値があります。

家を買うことは、単に「広い箱」を手に入れることではありません。 「子供をのびのび育てたい」「暖かいリビングで家族団欒したい」という、お金では買えない「時間」と「体験」を買うことです。 今の家賃にプラス数万円の負担で、その理想の生活が手に入るなら、それは「消費」ではなく、家族への「投資」と言えるのではないでしょうか。

迷っているなら、更新料を払う「前」に動く

賃貸の更新月が近づいているなら、一つだけアドバイスがあります。 それは、「更新料を払ってから考える」のではなく、「払う前に一度、本気でシミュレーションしてみる」ことです。

更新手続きの書類には返送期限がありますが、大抵は1〜2ヶ月の猶予があります。 その間に、今の家賃と同じくらいの支払いで、どんな家が買えるのか。所沢市内で希望のエリアに物件はあるのか。自分たちはいくら借りられるのか。 それらを具体的に知るだけで、更新料を払って今の生活を続けるか、それとも新しい一歩を踏み出すかの納得感がまったく違ってきます。

もし、「自分たちの適正予算が分からない」「今の年収で買える物件があるか知りたい」と思われたら、おうちの買い方相談室 所沢店までお気軽にご相談ください。 無理に購入を勧めることはありません。 更新料という「もったいない出費」を、家族の未来を考える「良いきっかけ」に変えてみませんか?

 

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